2003-03-12 第156回国会 参議院 憲法調査会 第4号
農林省のお雇いで島の密漁監視員という仕事をしていたために、私は千島で生まれました。この島の名前はことごとくアイヌ語でございます。もちろん北海道もサハリン南部もアイヌ語の地名が付けられております。 もう一枚の地図をごらんいただきたいと思いますが、これは国後島の地図でございまして、北方四島のアイヌ語地名ノートというものでございますが、ごらんのとおり、びっしりと片仮名でアイヌ語の地名が書かれています。
農林省のお雇いで島の密漁監視員という仕事をしていたために、私は千島で生まれました。この島の名前はことごとくアイヌ語でございます。もちろん北海道もサハリン南部もアイヌ語の地名が付けられております。 もう一枚の地図をごらんいただきたいと思いますが、これは国後島の地図でございまして、北方四島のアイヌ語地名ノートというものでございますが、ごらんのとおり、びっしりと片仮名でアイヌ語の地名が書かれています。
それから密漁につきましては、これは密漁監視員などを各県に置いておりまして、県によりましては県の非常勤の嘱託員として位置づけまして、対外的な権威づけ、あるいは活動中の事故に対します公務災害の適用などを図っている例がございます。こうしたものを一つの例として各県に普及させていきたいというのが私どもの立場でございます。
それから、いわゆる密漁監視員の問題でございます。これは各都道府県でいろいろな形態で、いわば漁業関係団体の自主的なシステムとしてこういう仕組みがいろいろな形でつくられております。
一部生産者団体の中に、生産者団体が自主的に行っております密漁監視員制度について、法制化ないしはいろいろな助成策というふうなお話を聞いておりますが、やはり生産者団体が行う密漁監視というのはおのずから限度がありまして、犯罪捜査なりあるいは暴力的、組織的に行う密漁行為に対してはやはりプロに任せるべきではないか、むしろその間の連絡体制を事実上つくっていくということが大事ではないかと考えております。
○政府委員(京谷昭夫君) お話しございましたように、水産庁あるいは各都道府県、さらには海上保安庁、警察を含めたいわゆる取り締まり行政が一定の限界があるということで、密漁監視員というような形で地域によりましては生産者の皆さん方のお手をかりて、指導に近い末端の見張り、監視をしておるという事例がございますが、この形態というのは非常にまちまちでございます。
ところが、この密漁監視員は先ほども言ったように暴力団なども絡んでいるということから危険が大きい。しかし、それにもかかわらず身分保障があいまいで、知事が任命しているところもあるようですが、自主的にやっているにすぎないところも多いわけです。鳥獣保護員ですらしっかりした身分保障があるわけですから、密漁監視員があいまいというのは非常に気の毒だ。逆に言えばおかしいのではないかというふうに思うんです。